痛い方=悪い方=やる方ではない!

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膝や肩など片方が痛むときに、痛い方を処置したり、弱いから筋トレで鍛えようと考えたりする人が大半だと思います。

実はこれ真逆の場合が非常に多いです!
肌感でいうと7割方は真逆です。
痛い方は負担を受けて痛んでいるのであって、弱いから強くしなきゃならないのは反対側だった、というパターンですね。

これには西洋医学的な治療の考え方の悪影響があるかもしれません。
「エビデンス重視」と考えると、どうしても明確にどこが損傷しているとか、軟骨がすり減っているとかそういう話になりますから。

西洋医学が軽視しがちなのに非常に重要なものとしては「重心の位置」があります。

重心が身体を支える上で最適な「中心」にあれば、それだけで膝痛や首痛などの多くは無くなります。
身体の捻れやゆがみがあり、重心の位置が前後左右に偏っていることで、
姿勢が崩れ、歩く際に片方への負荷が強まり、痛みが発生するケースが多いのです。

例えば、右に重心が偏っているせいで右膝の内側が痛んでいるという場合、8割方は身体の右側の筋肉がよく発達していて、左側の筋肉が弱いので、付けなければならないのは左側の筋肉になります。
それによって右に偏りがちな重心の位置が中心に戻せるようになるわけです。

ただし、このときに身体のねじれやゆがみが強くあるまま、闇雲にスクワットなどをすることはあまりオススメできません。
これは私自身苦い経験があるのですが、人の体は、無意識に動かすと今まで自分が使えている部位を積極的に使おうとする傾向が強いので、自分の悪いクセを助長するような動きになってしまい、筋トレをする前よりも痛みが酷くケースもザラです。

注意すべき点は、人によって違いますから、まずはご自分の身体のクセを把握し、ゆがみやねじれが取れた状態で、適度な負荷から筋トレをしていただくことを強くオススメします。

自分が今取り組んでいることが、健康や痛みを改善することに役立っているか不安な方は、ぜひ一度宇都宮あさの整体の施術をお受けになってみてください。